研究業績・所属学会
☆これまで私が書いてきた、またはこれから発表・投稿予定の論文などを載せています。
2月10日 更新
第15回社会言語科学会研究大会 ポスターセッション発表予定
タイトル
「日本語学習者の終助詞使用に関する対照言語学的研究
−韓国人学習者と中国人学習者の会話データを基に−」
東北大学大学院国際文化研究科 修了生として発表。
HPはこちら。
| 交通 : | 早稲田駅(東西線)または早稲田駅(都電)から徒歩5分 |
| 早大正門(高田馬場駅発バス、渋谷駅発バス)から徒歩3分 |
☆日本言語文化学研究会 第29回研究会 (お茶の水女子大学)
11月20日(土)
・先週の土曜日、お茶の水女子大学の研究会を聞きに行ってきました。
私が聞いた発表の要旨を載せます。
1.上級日本語クラスにおけるピア・レスポンスの試み 廣田周子先生
→日本語学校の先生をしていらっしゃる方の発表。ピアレスポンスは、大学院時代に少し気になっていたテーマ。簡単に言うと、作文のプロセスで、学習者同士がお互いの作文を読み、より良いものになるように検討しあうという活動のことだそうです。教師が一方的に添削して返すだけになりがちな作文授業。でもこれって本当に学習者にとって効果的???院生時代に読んだ文献には、教師が一方的に添削を加えた作文を返した場合よりも、学習者同士でピアレスポンスをした後に、再度書き直させた作文の方がよりよくなっているという報告がありました。
私が日本語教師をしていたときにも、作文は私が一方的に直して返すだけでした。
その時に、このピアレスポンスを試してみたかった・・・。
この研究では、日本語学校の進学クラスを対象にピアレスポンスを行ったものでした。事前に効果、やり方、意義などを十分に説明し、実施していました。
結果は、ピアレスポンス後に提出させた作文が、第一稿と全く違うものを書いてきた学生がいたことや、書き直しの作文に変化がない学生などがいたということでした。ピアレスポンスをやったからといって、即座に4技能が伸びるわけではなく、明確なゴールを設定して活動を行う必要があるとのことでした。
2.中級作文におけるピア・レスポンス活動の可能性−推敲プロセスの観点からー
原田三千代さん(お茶の水女子大学)
→作文に「主体的で双方向的な活動」であるピアレスポンスを取り入れよう、というもの。
こちらの研究は、ピアレスポンスを行う前と後の作文の変化、ではなく、ピアレスポンス活動中の学習者の役割にスポットを当てた研究でした。先ほどのとは違った観点で興味深い研究でした。ピアレスポンスを行うことで、「読み手」「書き手」の関係はどう変わるか、また教師が加わるとどうなるかとういうプロセスを追ったもの。よってデータは、ピアレスポンスを行っている間の音声データとなります。結果は、
「読み手」「書き手」という一方向的な意識はなくなり、双方向性を持った対話になること、また、教師が参加した活動では「書き手」の発話量が極端に少なくなるとのことでした。また、言語能力が低く、未熟な学習者でも、熟達者を支援する(教えたり、アドバイスしたり、意見を述べたり・・・)ことができるという結果だったそうです。
3.初級日本語教室のタスク活動におけるZPD内発達と足場作りの変化
ホンチェヒョンさん(筑波大学大学院博士課程)
→この研究は、初級日本語教室のタスク活動で、タスク参加者の間で行われるインタラクションと日本語学習の関係をZPDと足場作りの二つの概念を用いて分析、考察したものでした。ZPDとは、発達の最近接領域(The
Zone of Proximal Development)のことで、問題解決の場面において、「自分の力でできるレベル」と「他者の援助があって達成できるレベル」との間の領域のこと。この領域で最も発達が活発に行われるらしい。また「足場作り」とは、学習者が困難に陥った際に、手助けし、それができるようになるとその援助をやめる、というプロセスを持った「助け」のことです。
この研究は大学院で日本語の授業を受けるある一人の学生を追った質的研究でした。初めは、一人ではタスクを理解できず、目標項目もわからない状態から教師、周囲の学習者からの足場作りを得て、タスクを遂行できるようになっていった。最後には、一人でタスクを理解し、終えることができるようになった。
★研究発表は4会場あって、私は一番興味のあるピアレスポンスに関する会場で聞いていました。
研究業績
☆平成14年3月 学士論文 「日本語における構造的曖昧性の分析」
東北学院大学教養学部教養学科言語科学専攻 提出
☆平成15年10月 社会言語科学会第12回研究大会 予稿集論文
「韓国人日本語学習者の日本語の終助詞「よ」と「ね」の習得に関する
対照言語学的研究」
☆平成16年3月 修士論文
「韓国人日本語学習者の終助詞の習得に関する研究ー「よ」と「ね」を中心にー」
東北大学大学院国際文化研究科 提出
★言語科学会論文
☆平成16年7月17日〜18日
言語科学会第6回年次国際大会での研究発表決定!!!
(愛知淑徳大学にて)
タイトル:日本語の終助詞習得に関する研究
ー韓国人日本語学習者の誤用分析に基づいてー
→大会ハンドブック掲載論文です。終助詞研究、日本語学習者の
中間言語研究等をやっている方、興味のある方、どうぞ。
何かありましたら、メール頂ければと思います!
所属学会
・社会言語科学会
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